コース紹介

ロボット教室とは?

10年の歩みを超えたパイオニア

1985年に創業したヒューマングループは、
「学びに驚きと感動を」という想いを胸に、教育事業をスタートさせました。

ロボット教室は、まさにその想いの結晶。
まだ、児童向けとしては未知だった分野を切り拓き、全国で愛される教室へと育ち、
ロボットがなくてはならない未来に向けて、さらに大きく翼を広げようとしています。

次の10年は、STEAM教育×グローバル視点で。

2020年、小学校でのプログラミング必修化が始まり、
グローバルでは既に注力が始まっているSTEAM教育が、
日本の公教育でも重視されていきます。

UNO塾ロボット教室で行うロボット製作やプログラミングは、
そもそもがSTEAM=科学、技術、工学、教養/創造性、数学を総合した学びです。
小・中学校の理科や算数で学習する内容に現時点でも対応しています。

2020年のプログラミング必修化に向けては、いち早く、タブレットによるプログラミングを教えるコースを新設するなど、
カリキュラムを進化させています。

お子さまが楽しみながら課題を乗り越えていく方針は、UNO塾が元々持っていた特長ですが、
教育界全体での「アクティブ・ラーニング」重視傾向に合わせ、自主性、自発性をさらに高める工夫も授業にプラス。
教材を家に持ち帰ることができる特性は、アクティブ・ラーニングをなお促進します。

ロボット教室の海外展開は、世界中に仲間やライバルができることと同意義で、
加速するグローバル社会に、お子さまが適応できる将来を叶えます。

AIやIoTが当たり前になる世界では異業種間のコラボレーションが必須となりますが、
「共創」も育むロボット教室の授業はそのサポートにもなります。

アドバイザー紹介

高橋先生プロフィール

高橋智隆先生
高橋智隆先生
ロボットクリエイター
株式会社ロボ・ガレージ 代表取締役
東京大学先端科学技術研究センター特任准教授
福山大学/大阪電気通信大学客員教授 等を歴任

2003年京都大学工学部物理工学科卒業。卒業と同時にロボ・ガレージ創業。
ロボットの世界大会「ロボカップ」で史上初の5年連続優勝を達成。
ロボットクリエイターとして、ロボットの研究、設計、デザイン、製作を手がけている。
代表作に、乾電池CM「エボルタ」、組み立てロボットキット「週刊 ロビ」、ロボット電話
「ロボホン」、ロボット宇宙飛行士「キロボ」 など。

高橋先生からのメッセージ

高橋先生からのメッセージ

「ロボット教室」の教材となるロボット作例を開発しています。子どもの頃は私自身がロボット少年でした。市販のブロックや、ギアボックスなどの部品を組み合わせ、たとえば車輪で動いてパンチを繰り出すロボットを作ったものですが、思い通りに動いたときのワクワク感は今も同じです。

ロボット教室ではオリジナルのブロックを用いてロボットを作ります。ブロックは試行錯誤がしやすく、触りながら考えることで斬新なアイデアを生み出すことができます。
工夫して、時には失敗し、原因を考えて作り直し、徐々にロボットを完成させていく喜びを、多くの子どもたちに体験してもらいたいです。


教育のあるべき姿は「遊びのように楽しく夢中になっていたら、実は学んでいた」というものだと考えています。それが効率良く、深く、長く学んでいく秘訣です。ロボット教室のカリキュラムは、誰でも取り組みやすく、楽しく学べるよう心掛けて開発しています。

ロボット教室では、私が作りたいと思っていたロボットを独力で実現させてしまう子どもや、大人が思いもつかないロボットを作り上げる子どもに出会えます。毎年開催される「ヒューマンアカデミージュニアロボット教室全国大会」では日本全国、そして海外から選抜された子どもたちが、自作のロボットを持って集まります。例えば、重心移動しながら安定して二足歩行するロボットや、変形するロボットなどのアイデアや完成度にとても驚きました。

ロボットクリエイターとして、ロボット教室を通じて子どもたちの素晴らしい才能を発見し、育てることに大きな喜びを感じています。これから、次代を担う子どもたちと共に、ロボットと暮らす未来を一緒に実現させていきたいと思います。

カリキュラム・コース紹介

お子さまが「より良く生きられる力」を育みます

ヒューマンアカデミージュニアがすべての児童教育でポリシーとしている「楽しみながら学ぶ」を通じて、
ロボット教室では、主に以下の6つの力を育てていきます。
  • 創造力

    イメージを「カタチ」にし、「工夫」を繰り返しながらクリエイティブマインドを育む。

  • プログラミング能力

    ハードウェアの動きの背景にあるソフトウェアの働きを理解できる分野横断的な思考力を養う。

  • 集中力

    「楽しいこと」「好きなこと」に時間を忘れて没頭し長時間集中する力を高める。

  • 観察力

    ロボットの構造や動きを観察しながら、科学的なものの見方を養い知的好奇心を培う。

  • 論理的思考力

    ロボットが考えた通りに動くようにパーツを組み換えプログラミングを行いロジカルに考える力を高める。

  • 空間認識力

    パーツを組み合わせて立体物を意図した通りに動かす経験が、立体感覚を養う。

お子さまのレベルを上げ続けているコース編成

「楽しいから夢中になる」→「壁にぶつかっても自発的に乗り越えていける」→
「達成感でさらに楽しく」→「高い壁が現れても共創とともに乗り越えていける」。
こうした、理想的なサイクルを生む工夫を体現したカリキュラムで、
お子さまの発達を叶えていく最長7年間のコースになっています。
プライマリーコース
対象学年 幼児〜小学校低学年
ロボット制作数 12体
月数 12ヶ月
授業内容 テキストを見ながら、
動くロボットを自らの手で作りあげる。
テキスト・ 教材の構成 写真が必要に応じ原寸大で掲載。
直感的なロボット製作が可能。
到達目標 自然と文字を読む力・
数を数える力を養う。
プライマリーコース
ベーシックコース
対象学年 小学1,2年生
ロボット制作数 24体
月数 24ヶ月
授業内容 テキストを見ながら、ロボットを正確に
製作し構造や動きの仕組みを学ぶ。
テキスト・ 教材の構成 選択式や穴埋め式の設問に
取り組みながら理解を深める。
到達目標 失敗や成功を繰り返し
自分だけのロボットに改造する。
ベーシックコース
ミドルコース
対象学年 小学3,4年生
ロボット制作数 24体
月数 24ヶ月
授業内容 より複雑な構造のロボットを製作。
タブレットを用いて、初歩的なプログラム作成にも取り組み、ベーシックコースまでのロボットにはなかった、「感じて、考えて、動く」自律的なロボットを作り上げる。
テキスト・ 教材の構成 少ない写真をもとに観察力をさらに養う。使用パーツと写真だけからロボットの部品を製作する「チャレンジ」課題にも挑戦する。
記述式設問に対し、論理的に回答する。
一連の動作を論理的に順序立てて考えながら、プログラムを作成する。
到達目標 目的意識を持ってロボットを製作し、基礎的なプログラミングを理解した上でロボットを制御できるようになる。
ミドルコース
アドバンスコース
対象学年 小学5,6年生、中学年〜(ミドルコース修了生)
ロボット制作数 12体
月数 24ヶ月
授業内容 本格ロボットの3要素である入力系(センサー)・制御系(マイコンブロック)・出力系(モーター等)を組み合わせることで、ミドルコースまでのロボットにはなかった、「感じて、考えて、動く」自律的な賢いロボットを作り上げていく。
2ヶ月に1種類のロボットを製作するため4回構成の授業でロボットをより複雑に自律的に進化させていく。
テキスト・ 教材の構成 製作手順を示した写真ではなく、図面を見ながら観察力を働かせてロボット製作に取り組む。ロボットの動きを論理的に順序立てて考えながら、タブレットを用いたビジュアルプログラミングでプログラムを組み立てる。
到達目標 ロボットが思い通りの動きをするように、ロボットやプログラムの調整を自ら考えながら進める。実験や観察の内容もより高度になり、教室内で話し合いながら到達目標を明確にしてロボットやプログラムの開発を行う。
アドバンスコース

毎月、「基本製作」→「応用実践」を繰り返していきます。

ロボット教室のプログラムは、月に2回の授業で1体のロボットを製作します。

基本製作と応用実践の解説

  • 基本製作(90分)

    毎回新しいロボット作りに挑戦すること
    基本製作(90分)で学ぶことの楽しさを感じ、
    完成することで達成感や自信が得られる。

  • 応用実践(90分)

    作ったロボットをオリジナルに改造、
    進化させることに挑む。
    課題の解決能力や発想の転換力が鍛えられる。

プログラミングは、ロボット教室でこそ理解が深まります

まずロボット製作を通じて、
「パーツを組み立ててカタチをつくる」「仕組みがあるからカタチになったモノは動く」ことをお子さまに理解させ、
その上でプログラミングを教えるステップを踏みます。

ハードウェアとソフトウェアは両輪、という大原則を重視して、
お子さまの発達に寄り添いながら、バランスの良い学びを実現させています。
  • ソフト&ハードの分野横断型思考力の育成
    ハード・ソフト・サービス全体を把握できる
    真のイノベーション人材を育てる。
  • パーツやブロックの組合せによる
    プログラミング的思考の育成
    多彩な動きを1 つのモーターから生み出す経験でも、
    ロジカルな思考力は育める。
  • 動作原理への理解があってこそ
    プログラミングが活きる
    部品の構成と動きとの関係性への理解を深めた後、
    プログラミングにより自律的な動きを実現。
  • 子どもの発達に合わせたカリキュラム
    ブロックを組み上げながら動きを実現する、
    具体物を用いた論理的思考の育成。

70種以上のロボットに変身するブロックキット

なぜ、同じパーツからたくさんの違うロボットができるのだろう。
親御さんでさえ感じるに違いない不思議をお子さまが自らがどんどん解いていく様は、
モノづくりの基礎と応用をお子さまが手と頭とカラダで身につける姿そのもの。
ワクワクのベースは、高橋先生と開発したキットに秘められています。
  • 標準キット

    全70種類、431パーツにより
    構成されています。
    標準キットはプライマリー、
    ベーシック、ミドル、
    アドバンスの4つのコースで
    最長7年間の授業で使用します。

  • ミドルキット

    ミドルコース進級時に
    追加となるキットです。
    ミドルコースから、タブレット・
    マイコンボード・センサーを
    組み合わせて、
    プログラムで動くロボットを
    製作します。

  • アドバンスキット

    アドバンスコース進級時に
    追加となるキットです。
    標準キット+ミドルキットに、
    更にセンサーが追加となり、
    より高度で賢いロボットを
    製作します。

学習指導要領を超える学びを楽しく吸収

UNO塾ロボット教室で学べる内容は、小・中学校の学習指導要領を超えるものも多く含まれています。
お子さまは、楽しみながら自然に、高度な学習を重ねていきます。

テキストでは、ロボット製作の補助となる内容だけでなく、最新の技術動向も掲載しています。
ロボット研究の最前線、二足歩行ロボット、ロボットアーム、ロボコン、自律型ロボット、音声認識といった技術に触れながら、
科学にまつわるリテラシーも養っていきます。

教室の様子

UNO塾ロボット教室は、最長7年間通える設計なだけに、コース毎の様子は少しずつ異なります。
各コースの実際の授業の様子をご覧ください。
※説明文中の「推奨年齢」は、目安です。お子さまの個性や経験値等によって、推奨年齢を前後してのご入会が可能です。
(体験授業の後、教室の先生とのお話し合いを経て、ご入会コースをお決めください。)

プライマリーコースの様子

プライマリーコースの様子

推奨年齢5歳以上の初歩的なコースで、幼児から小学校低学年のお子さまが共学される教室は、愛らしさに満ちています。まだ、プラモデルを一人で完成させた経験もないお子さまが、たくさんのパーツと格闘しながら、ロボットを小さな手でつくり上げています。
授業を教室の中で、あるいは教室のガラス窓の外から、90分間を見守る保護者さまの姿も印象的です。

 

ベーシックコースの様子

ベーシックコースの様子
推奨年齢6歳以上の基礎的なコースで、小学校低学年のお子さまが主に通われています。小学校高学年であっても、ロボット製作が未経験の場合は選ばれやすいコースのため、年上が年下を教える微笑ましい様子も見られます。保護者さまは送り迎えだけ、あるいはお子さまだけで通学、というケースも増えてくる特徴柄、お子さまが持ち帰る想像以上の成果に、保護者さまから驚きと喜びの声がいちばん寄せられるコースでもあります。

ミドルコースの様子

ミドルコースの様子

小学校中学年以上が推奨のコースで、タブレットでのプログラミングもあるためか、お子さまの真剣度合いがグッと増している様子が特徴です。この辺りからは、お子さまの個性もはっきりとロボット製作に反映されるようになり、他の受講生とのライバル意識も芽生えてくるようです。どんなチャレンジをするのかも自分で設定できるようになる様からは、頼もしささえ感じられます。

アドバンスコースの様子

アドバンスコースの様子
小学校中学年以上が推奨のコースで、中学生も通っています。ミドルコース修了生であることが入会条件のコースなので、受講生たちは、ハイレベルな切磋琢磨ができる環境にいることを自覚している様子で、自発性を身につけた者同士での情報交換や共創を積極的に楽しんでいます。